タイセイ精密が生み出してきた製品
試作から量産まで、板金加工(レーザ―加工・タレパン加工)全般を手がける大阪の「タイセイ精密」では、これまでレーザーやタレットパンチプレスによってさまざまな製品の加工にあたっています。
これまで、弊社のアイデアから図面になり、製品として世に送り出されるまでにはさまざまなドラマがありました。こちらでは当社の詳しい加工事例をご紹介します。
大型LED表示板2015/11/27
3m超サイズ⇒1mm以内の精度
- 作業のポイント
①ご希望のサイズからでは、定尺の板サイズでは一体物での製作が困難な状態でしたので、最小限の溶接となるように展開をしなければなりません。こういった事例は多々有りますので、そこら辺は特に問題は有りません。
②3m一体型と、非常に大きなサイズでは有りますが、各コアには精密なLEDが取り付くので、仕上がり寸法はコンマ内の範囲でなければなりません。また、平面度も重要なポイントでして、凸凹していますと、LEDパネルと本体に隙間が出来、そこから水が浸入してしまいます。こちらもコンマ内の精度となります。
③このサイズに対しまして、使用材料は2.3mm程度の板厚ですので、例えばこれを1/10にサイズダウンした物に置き換えて考えてみますと、0.23mmの厚みの物を扱う慎重さが必要になる事がお解りでしょう。
- タイセイ精密から一言
タイセイ精密では、毎年平均しまして3~5台の大型スコアーボードや、5~10台程度の大型表示板を製作させて頂いています。
展開担当者も、製造担当者も手慣れておりますので、特にそこら辺の心配はしておりません。ただ1点怖いのは、出荷~塗装~電気~現地設置までの工程で、キズついたり、凹んだりしないかが、心配の種となっています。なんせ大きいクセに、繊細なので。
ですので、無事に設置されたと客様からのご報告が、何よりのお言葉です。
- お客様からのポイント
LED基盤の取り付け穴のピッチと、現地設置用の取り付け穴のピッチ厳守してください。また、溶接歪みや仕上の精度による、美観を重視してください!!雨漏れ無き設計~展開~加工。必要ヵ所には最小限で任意補強。※基盤・配線の勘合を考慮してください。