タイセイ精密が生み出してきた製品
試作から量産まで、板金加工(レーザ―加工・タレパン加工)全般を手がける大阪の「タイセイ精密」では、これまでレーザーやタレットパンチプレスによってさまざまな製品の加工にあたっています。
これまで、弊社のアイデアから図面になり、製品として世に送り出されるまでにはさまざまなドラマがありました。こちらでは当社の詳しい加工事例をご紹介します。
電車車両部品2016/1/11
寸法精度重視
- 作業のポイント
こちらは、電車車両部品ですが、強度、精度が重要になります。強度を出す為には、溶け込みを重視した溶接入熱量が必要になりますが、その分歪みも大きくなります。角パイプ(中空)構造の為凹まさない様、歪みを取る際の加圧方法が、ポイントとなります。
- タイセイ精密から一言
パイプ(角/丸共に)は特に切断工程が重要です。切断周長が長い分、溶接範囲も長くなり、縮み量も計算した寸法切断が入用です。また、溶接工程時の逆歪みと、歪み取り工程の際の、加圧方法が重要なポイントとなります。打撃による加圧の場合、中空の素材を凹ませてしまう可能性が高い為、一点に力が掛からない様、大きく受ける工夫をするか、油圧でゆっくりと加圧するか、また焼き入れにより歪みを抜くかなど、その状態に応じて対処法を選定します。
- お客様からのポイント
電車車両部品の為、強度、精度、重視にて製作をして欲しい。